CVの書き方:形式、項目、例文

Milad Bonakdar
著者
応募先に合わせた読みやすいCVの作り方を、必要項目、シンプルな形式、実例、ATSを意識したキーワードの使い方まで解説します。
応募先に合うCVを書く方法
よいCVは、読む人が判断しやすい書類です。あなたが誰で、何をしてきて、その経験が応募先の職務にどうつながるのかを明確に示します。まず求人票を読み、関連性の高い実績を選び、採用担当者にもATSにも読みやすいシンプルな形式にしましょう。
国や地域によって、CV、履歴書、職務経歴書、resumeの意味は異なります。多くの国ではCVが一般的な応募書類ですが、米国やカナダではCVが長い学術用書類を指し、一般企業の応募ではresumeが使われることが多くあります。応募先の表記と地域の慣習を確認してください。
CVに入れる基本項目
多くの応募では、次の項目が基本です。
- 連絡先: 氏名、居住地または地域、電話番号、仕事用メール、LinkedIn、必要に応じてポートフォリオ。
- プロフィール: 応募職種と自分の経験をつなぐ短い要約。
- 職務経験: 関連する職歴、担当業務、使用ツール、成果、役割の文脈。
- 学歴: 学位、学校名、在籍期間、必要に応じて関連科目やプロジェクト。
- スキル: ツール、言語、手法、資格、技術スキル。
次の項目は、応募内容を強める場合だけ追加します。
- 資格・免許
- プロジェクト・ポートフォリオ
- 論文・発表・研究
- 教育経験
- 受賞・助成金
- ボランティア
- 専門団体への所属
学術系のCVでは、研究、教育、論文、学会発表に多めのスペースを使うことがあります。一般的な転職・就職用CVでは、求人に直結する経験とスキルを優先します。
ステップ1:形式を選ぶ
多くの人には、直近の経験から順に書く逆時系列形式が向いています。採用担当者が経歴を追いやすく、ATSにも比較的読み取られやすい形式です。
キャリアチェンジ、ブランク後の復帰、プロジェクト中心の経歴では、スキル重視の形式が役立つ場合もあります。ただし、その場合も職歴の流れが分かるようにしておきましょう。
ステップ2:マスターCVを作る
応募ごとに書き始める前に、材料を1つの文書に集めます。
- 職種名、会社名、期間、勤務地
- 繰り返し担当した業務
- ツール、システム、手法、業界キーワード
- プロジェクト、成果、貢献
- 学歴、資格、受賞、リンク
このマスターCVをそのまま送るのではなく、応募先ごとに必要な情報を選んで調整します。
ステップ3:的を絞ったプロフィールを書く
プロフィールは「なぜこの人がこの職務に関係あるのか」に答える部分です。
弱い例:
コミュニケーション力が高く、成功に向けて努力する意欲的な人材です。
改善例:
SaaS企業で4年のカスタマーサポート経験があり、ZendeskとHubSpotを使用。ヘルプセンターの記事改善により、アカウント設定に関する反復質問の削減に貢献。
経験が少ない場合は、授業、プロジェクト、インターン、ボランティア、転用できるスキルを使って関連性を示します。
ステップ4:業務内容を具体的な箇条書きにする
よい箇条書きは、行動と文脈を示します。毎回数字が必要なわけではありませんが、何をして、なぜ役立ったのかが分かるようにします。
使いやすい形:
行動 + 業務またはプロジェクト + ツールまたは方法 + 結果または文脈
例:
- ExcelとSalesforceで週次売上レポートを作成し、パイプライン会議前に停滞案件を把握しやすくした。
- 新規ユーザー向けオンボーディングメールを改善し、アカウント設定に関する反復質問を減らした。
- 3名の研究アシスタント間でサンプル管理を調整し、現地調査時の引き継ぎ精度を高めた。
ステップ5:求人票に合わせて調整する
求人票の必須スキル、ツール、担当業務、繰り返し出る表現を確認します。そのうえで、次を見直します。
- 自分の経験のどこが職務に直接合うか
- 正確に使えるキーワードは何か
- 古い情報や関連性の低い情報を短くできるか
- 最初のページで適合度が伝わるか
Minovaでは、CVと求人票を比較し、不足しているキーワードや優先して直すべき箇所を確認できます。提案は参考にしつつ、実際の経験に合う内容だけを採用してください。
ステップ6:シンプルでATSに読みやすい形式にする
装飾よりも読みやすさを優先します。明確な見出し、統一した余白、そろった日付表記、標準的なフォント、箇条書きを使いましょう。
表、テキストボックス、アイコン、写真、複雑な段組み、ヘッダーやフッターだけに入れた重要情報は避けるのが無難です。ただし、応募先や地域の慣習で求められる場合はそれに従います。
ATS対応とは、キーワードを詰め込むことではありません。職務経験、学歴、スキル、資格、プロジェクトなど標準的な見出しを使い、求人票の用語は正確に当てはまる場合だけ自然に入れます。
送信前のチェック
応募前に確認しましょう。
- 目指す職種が数秒で伝わるか
- 重要な実績が上部にあるか
- 日付、職種名、表記が統一されているか
- 主張が具体的で、誇張されていないか
- 連絡先に誤りがないか
- 企業指定のPDFまたはDOCX形式になっているか
まとめ
最もよいCVは、長い書類でも派手な書類でもありません。応募先との関連性がすぐ分かり、事実に基づくキーワード、具体例、読みやすい構成でまとめられたCVです。


